堺初級企画の第3回インターナショナル・ピープルカーニバル/市民、外国人ら7000人で盛況


 堺朝鮮初級学校が中心となって企画し市内の外国人らが協力した「第3回インターナショナル・ピープル・カーニバル」(主催=同実行委、後援=堺市、堺市教育委)が11月2日、大阪府堺市の大仙公園で開かれ、同胞や日本市民はもちろん、中国、台湾、インドネシア、フィリピン、ブラジルなど様々な国籍の外国人ら7000余人が参加した。同フェスティバルは、従来の学校バザーを地域のイベントとして発展させたもの。同校では、学校運営の一助になればと毎年バザーを開いてきたが、2年前に堺市議会が「定住外国人に対する社会保障と人権保障の確立を要望する決議」を採択したことに着目し、地域での国際交流を通じて民族教育の素晴らしさを伝えようと、企画された。

 これに、市内の日本市民や外国人らが賛同。堺市と市教育委も後援団体に名を連ね、1、2回目ともたいへんな盛況ぶりだった。

 3回目となる今年は、2ヵ月前に実行委員会を発足させた。その後、財団法人大阪府国際交流財団リーディング事業助成に応募し補助金を得るなどして資金を集める一方、ミニコミ紙や各機関紙、朝日新聞や在日ポルトガル人が刊行するポルトガル新聞などを通じて広く宣伝してきた。

 会場は前日にボランティア協会の協力を得て、東百舌鳥中学校の教員や生徒、朝青員やアボジらが設置。当日は幡谷豪男・堺市長からのメッセージ代読の後、3年連続で実行委員長を務めた洪性元・堺初級教育会長が開会宣言を行った。

 ステージでは、堺初級のカヤグム演奏や仮面舞のほか、日本舞踊や大正琴、ブラジルのサンバ、ペルーや沖縄の踊り、手話劇、各国スピーチなど国際色豊かな公演が行われた。また、各民族の食文化コーナーや食べ物コーナー、バザー、抽選会なども大好評だった。

 インドネシア国籍の参加者は、「われわれ在日外国人が主体となったイベントを開催できて、本当にうれしい。お互いに協力し合って、日本に住む外国人が直面する様々な共通の問題にも取り組んでいきたい」と語った。また堺市の野口克海教育長はこの日の盛況を喜びながら、「こういったイベントに参加すると、多文化教育の必然性と、民族教育の重要性をひしひしと感じる。これからも頑張ってください」と話した。

 堺初級の韓富沢校長は「イベント成功の陰には、同胞や父母の惜しみない協力はもちろん、総聯、女性同盟、朝青の各支部や、朝銀、商工会の積極的な支援がある。この経験を踏み台にし、来年の学校創立50周年に向けていっそう奮闘したい」と語っていた。

 

 

 

 


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